小松商工会議所主催の「マイナンバー時代における情報セキュリティ対策セミナー」の講師を担当します。
平成2 8 年1 月よりマイナンバー制度の利用が開始されることにより、企業の業種や規模にかかわらず、情報セキュリティ対策の必要性が高まってきています。そこで、中小企業におけるマイナンバー制度への対応の観点より、情報セキュリティの課題と対策についての セミナーになります。
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石川県商工会連合会の平成25年9月号に「WindowsXPのサポートが終了したらどうなるの」という記事を掲載しました。以下は内容です。
来年、2014 年 4 月 9 日(日本時間)をもちまして、Windows XP、Microsoft Office 2003、Internet Explorer 6 のサポートが終了します。開発元であるマイクロソフトからのセキュリティ更新プログラムの提供が終了します。
セキュリティ更新プログラムが提供されないということは、今後、Windows XPにセキュリティ上の重大な欠陥(脆弱性[ぜいじゃくせい]といいます)が見つかっても、それを解消する更新プログラムが提供されないということになります。脆弱性が解消されていないWindows XPで、インターネットやメールを使っていると次のような危険性があります。
•インターネットを経由して脆弱性を悪用する攻撃を受けると、ウイルス感染の被害やパソコンへの侵入などの不正アクセスを許してしまう
•脆弱性を悪用してウイルス感染させる仕掛けを施された悪意あるウェブサイトを閲覧するだけで、ウイルスに感染させられてしまう
•脆弱性を悪用してウイルス感染させる仕掛けを施されたファイルを開くと、ウイルスに感染させられてしまう(メール添付で届くPDFファイルやオフィス文書ファイルなど)
脆弱性が解消されていないパソコンで、インターネットやメールを使い続けていれば、いとも簡単にウイルスや不正アクセスの攻撃に遭ってしまい、最悪の場合は、
•パソコンの乗っ取りや遠隔操作をされてしまう
•他のパソコンやサーバーに対して攻撃を行う踏み台として悪用されてしまう
などの被害を受ける可能性があります。
サポートが終了してしまう前にOSをアップグレードすることは、セキュリティの観点から非常に重要です。
OSの移行では、Windows XPを上書きしてWindows 7、Windows 8にアップグレードする方法とアップグレードされたOSの搭載されている新しいパソコンを購入する方法の2つがあります。
どちらにしても導入済みアプリケーションの新OSでの動作確認や、データの移行作業など、入れ替えにあたって調査する必要があります。
既存のパソコンでアップグレードする場合は、元のマシンの性能が低ければ、アップグレードそのものが上手くいかないことや、導入後パフォーマンスが著しく低下してしまうことが起こり得ます。
お早めに対応策を決めて、余裕をもって対応を実施することが大切です。
6月27日(木)小松商工会議所にて「情報セキュリティ対策セミナー~まず作成しましょう。業績を伸ばすための情報セキュリティ規定~」が開催されます。
まだ、情報セキュリティ規定を作成されていない方やこれから情報セキュリティ作成が必要な方、初級の皆さんが対象です。
平成24年度の中小企業情報セキュリティ対策促進事業の中小企業向け指導者育成セミナーを受講しました。
このセミナーは、中小企業の経営者等に対して、情報セキュリティに対する適切なアドバイスを行う地域の指導者を育成することを目的にした実践型セミナーでした。
このセミナーを受講することによって、地域の情報セキュリティ指導者として登録、中小企業の方々に「中小企業向け情報セキュリティ対策講習会」を参加無料で実施することができる制度も活用できます。
最近は、取引先からの情報管理要求はますます厳しくなり、情報セキュリティ対策は重要課題になって来ています。
これからは、自社において情報セキュリティ対策勉強会や情報セキュリティ規定を作成して社内に浸透させる取り組みは大切です。